良くある疑問




漏れない?

まず前提として経血の量には個人差があります。
一般的に、布ナプキンは市販のケミカルナプキンよりは吸収力の面で落ちますが、
交換に気をつけていればほとんどケミカルナプキンと同じように使って問題ありません。

心配な場合は防水布入りのタイプや、大き目のものを選んで使うと良いと思われます。




ニオイはしない?

多くの布ナプキンユーザーが、ケミカルナプキンの時よりもニオイやカブレが無くなったという感想を持っています。
これは恐らく布ナプキンのほうがケミカルナプキンよりも通気性が良く、雑菌の繁殖が抑えられるためだと考えられます。
おりものシートに関しても同様の傾向があるようです。




何枚くらい必要?

経血の量には個人差があり、布ナプキンにも様々な種類があるため、
一概に1回の生理に何枚ということは難しいです。
最初は家にいる日にケミカルナプキンとの併用して様子を見るのが良いと思われます。
ですが、前半1日4~5枚、後半2~3枚で15~20枚あれば、
ローテーションで1回の生理に対応できると思います。




ズレない?

使い方によってはズレます。
ズラさないために一番大事なことは、身体にフィットするパンツを選ぶことです。
ユルユル目のパンツだとずれます。女性用のボクサーパンツなどがオススメ。
次に、サニタリーショーツなどによくあるような、すべすべの素材のパンツを選ばないこと。
どうしてもズレる場合は小さな安全ピンなどで留めるのもあり。




持ち歩きは?

チャック付きのビニール袋に入れておくとニオイなどの心配もなく持ち歩けます。
最近では色付きのビニール袋を販売している布ナプキン屋さんもあります。


血液は乾くと落ちにくくなってしまうので、乾かないように水などで濡らしておくと後の洗濯が楽です。




月経血を手で洗うの?

一般的には浸け置き洗いの前に手洗いをします。
最初は抵抗があるのが普通ですが、いざやってみると意外と大丈夫だという感想が多いです。
むしろ自分の体内で起こっていることが良くわかるようになり、生理の受け止め方が変わるきっかけのひとつです。
が、やはり面倒だという人や、苦手だという人もいますので、思い切って1度試してみるしかないという感じです。




よごれは落ちる?

血液は1度乾燥したり、熱湯などにより凝固する(体温程度なら大丈夫)と落ちにくくなってしまいまうの
で注意が必要です。それ以外の場合はほとんどが簡単に落ちます。
ただ生理の終わりかけなどの経血はやや落ちにくくシミになってしまう場合もあります。
手洗いの後の浸け置きにはアルカリウォッシュがよく用いられている。
炭酸塩などの強力な洗剤を用いる場合もある。

どうしてもシミが残ってしまい、気になる場合は、酸素系漂白剤を使用する人もいる。
漂白剤を用いた場合、生成や、金属を媒染剤に用いた草木染めなどの色まで漂白されてしまい真っ白になるので注意。




布ナプキンは経済的?

よく布ナプキンの販売元には「使い捨てナプキンよりも布ナプキンを使用したほうが、結果的には経済的である」とかかれています。
ですが、これは手作り布ナプキンの人とプレーンタイプの使用がほとんどの人以外は当てはまりません。
(つまり1000円以上の布ナプキンを販売するお店にかかれている場合はほとんど嘘に近いです)


大まかに計算すると、
耐久力が2年で1枚1000円の一体型布ナプキンを1回の生理で15枚使用する場合、
1000×15=15000円
です。
同様の2年間、20円の使い捨てナプキンを1日5枚5日間使用する人の場合12回の生理で、
20×5×5×12×2=12000円
となります。
さらに布ナプキンの場合は、洗剤、バケツ、ジップつきビニール、エッセンシャルオイルなどのアイテムを買う場合があり、さらに出費は増えます。
(販売店などでは、布ナプキンの耐久力が長めに設定されている、布ナプキンの枚数が少なめに設定されている、使い捨てナプキンの値段が高めに設定されている、などにより布ナプキンの方が経済的であるかのように計算されている場合がほとんどです。)


以上のように、確かに経済的には分の悪い布ナプキンですが、実際に使用している人に尋ねれば、その差を補って余りある良さがあるときっと答えることでしょう。

  • 最終更新:2009-07-02 00:35:24

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